参加者

大人 黒澤和美 若菜
高校生 あらた
中学生 みさき まいか みなえ(初参加)

各自の現状

 やはり、中学生の低調な生活ぶりが目立った。レベルの低い授業。おかしいことを話せない友達関係。成果主義。変な集団意識の強制。勉強がつまらない、苦しいと思うのも無理はない。孫三が終わった後、山下さんが「小学校のときに刺激を受けすぎて、普通のことでは満足しなくなっています」と言っていたが、自分の頭であれこれ考えることこそが普通で当然のことなのに、それを拒否しようとしている学校、そして社会の現状がある。(黒澤)

(以下 記録:黒澤若菜記)
みなえ:きめられたことをやっている。テニス部。似てる先生がいる。自分の考えを持っているというか。美術の先生なんだけど、半分はほかの事をしゃべっている。一中の雰囲気は、六年生のときとは違う。違う小学校から集まってきたのもあって、小学校によって性格が違う。ちょっとやりづらい。同じ小学校の人とは気軽にしゃべれる。ノートのやり方?

まいか:生活面が違う。

みなえ:いろんなところでぶつかる。部活でも、四小の子とはけんかする。たいしたことじゃないけどおおごとになったりする。受験の話は少し出るけど、みんなまだ真剣ではない。今回は来てみようかと思ってきた。

く:ゆかさんのヘルメットの書き込み。休みの日はかぶらなくてもいいのは、まじめな有華さんにとっては筋が通らない。一年しか違わないのに扱いが違うのはどうしてだ、と。潤君は突然来る。色々な関わり方をしている人がいる。参加の仕方も色々(ひろきくんのようにネットで参加など)。どうして来る気になった?

みなえ、まいか:いってみるかというかんじで

まいか:中学校は疲れる。部活が大変。勉強もやらないといけないし。テニス部。教師が矛盾している。言ったことと行動が違う。

く:孫三がどこまで進んできているか。hpにデータが蓄積されているので、それをみること。分からないことは交流の広場で書き込む。

みさき:ポイント制で、原点方式じゃなくて、プラス方式になった。5ポイントたまったら罰則なしみたいになった。自分もポイント制で足引っ張られたりすることもあった。

く:先生の考え方として、悪い方にあわせるのが間違っている。頑張ってる人が損しないようにするのが普通だと思うがどう思う?やってる人が意欲を失ってしまう。

みさき:初めて忘れた人も、ずっと忘れている人も同じ扱いになっている。プリントが罰

く:勉強が罰則になるのがおかしい。

みさき:5ポイントたまらないと罰則になる。

く:それはおかしい。軍隊みたい。

みなえ:一中は体育祭や文化祭に対して頑張る学校。給食も早く済ませると放送で発表される。20分で準備しようと頑張っている感じ。

く:その雰囲気がどうやって作られているのかをみていけばいいのか。

みなえ:それでくらすがまとまってきた

く:教師にはそういう狙いがある。そのやり方の問題は、例えば生活をすべて合唱の方に持っていってしまうこと。クラスの目標としてはいいけれども、やりたいことが他にある人もいるときに、そういう人が罪悪感を持つようになるやり方は良くない。軍隊のやり方に近い。先生の意図とかも見抜けるようにしてほしい。そういうことはあった?

あらた:あった。先生の意図は読める。生徒会ぐるみで動かそうとする。生徒をたてにして、生徒が決めたことだから、というようにしてやらせようとする。

く:他に、おかしいと思っている人はクラスにいる?

みなえ、まいか:うーん

く:あなたたちがおかしいわけではない。おかしいと思う人は他のところにいけば絶対いる。他のところも見ること。

みさき:わるいひとがいなくならないとなくならない。

く:わるい人のためにいい人までやらせるやりかたが気にいらない。

みさき:学級委員長だから提案できる。

みなえ:教師がまとめる力が無い。今の担任は、大阪のおばちゃんで、おもしろくて。掲示が増えてきて雰囲気が変わってきた。

く:あまりいい先生でなくても、じぶんが損する必要は無い。先生が選べなくて嫌な思いしている人はいるわけで、だから自分で学ばなければいけない。

あらた:ある中学校で担任を変えてくれと校長先生に訴えたことがある。そしたら先生に呼び出されて、受験前なのに、学校に来るなといわれたとか。

く:まじめに行動したのにそういう対応するのはおかしい。

く:これが今の中学校の実態。孫三ではこういう状況を、自分が損しないように、生活が充実できるようにしていきたい。そのための考え方を出来るようにやっていきたいということ。   いま、茂庭小学校で3,4年生9名を教えている。複式ははじめて。無邪気でかわいいんだけど、自分の頭で考えることがまるで出来ていない。それがどうすればできるようになるかとかんがえているところです。

百人一首

 14日の仙台孫三で行った百人一首の時の様子も紹介しながら、源平方式で行いました。みさきさん、みなえさん、まいかさんは、1年前は、小学校でクラスで百人一首大会をやった経験があります。みさきさんは、「忘れている」といいつつも、上の句でどんどんとっていきました。みなえさん、まいかさんは「ぜんぜん覚えていない」といいつつも、自分のできるところで真剣に取り組みました。
 「覚えている」ことで、楽しみが格段にひろがることは、たくさんあります。ならば、覚えることを苦にする必要があるでしょうか。むしろ、覚えるのは当然として生活の中に位置付けていきたいです。(黒澤和美)

各自のテーマ探し

く:いわきでの自主公演。元6の2の人にとっては、総合学習での発表会が、学校だけではなく地域に開かれた舞台で、子どもから大人の学び。百人一首は過去について調べる。過去のことを知ることによって、昔の人は甲考えて生活していたということを勉強する。パワーポイントで調べたことを発表することを考えている。数学の歴史についてもやっている。なぜそれをやるのかが良く分からない。文字と式をやったとき。大きな数学の分野のここの部分をやっているのかをやった。それが分かれば心が楽になる。数学についても疑問に思うことについて。日本と西洋の違い。古典を何のためにやるのか。今の小説の昔版ということ。昔はどうだったかを調べていく。俳句は自分の言葉を吟味する。英語も今のことだけで刷るのではなく、何を発表しよう、というときにどう伝えようかというところで行く。孫三は日本のことをやりながら世界に目を向けているということがある。日本人はくだらない小さなところで正しいのはどうかというところでやっている。世界の常識はどうかを考えていく。それを理論編として発表できればいい。実践編としては、劇づくり、謡仕舞。八大竜王の伝説がいわきにのこっている。その中によさこいも入れて、龍の動きをやっていければいい。謡仕舞は美咲さんが羽衣、かずしげ君、りょうたくんが竹生島をやっている。絃上は八大竜王と関係がある。そこでは日本の文化の特徴を肌で感じるというのをやっていく。自主公演に出る出ないは関係なく、勉強することには変わりない。公演をするというのは目標がいるということ。会場については新君が調べてくれている。3月31日と4月1日について。仙台では去年に善知鳥神社の旅に行って、いわきでもやりたいという話になった。新婚旅行では原爆ドームに行ってきた。まずはいわきの地元を回ろう。小名浜の旅館で、謡仕舞、劇作りをやっていきたい。  今日課題として、理論編として自分だったらどれができそうかなというのを決めてほしい。なぜ今日かというと、日常生活に流されて、優先順位の上に上ってこないことがあるから。孫三は、保育園と学校を作ることを考えている。なぜそうするかというと、社会に出て行った人が次々につぶされてくるから。生きがいが無い、充実していないという若い人が多い。それでいいのかと思っている大きな流れがある。

まいか:英語が難しい。

レポート発表

あらた:ある学童保育にいってきた。一人三枚のお絵かきの時間で、描くことは「みんなの好きなこと」。三時から四時半。終了時間が迫っていると、終わるまでに必ず2枚を上げなさいという。どう言葉かけをしているかというと、「もっとうまくできるよ」と言いながら別のページをめくっている。その子はふてくされながら全く同じ絵を描いていた。子どもは次にある運動をやりたい子が多い。お絵かきといわれたときに、えーっといったけれども仕方なく描いている。カリキュラムに追われて一生懸命やっているとしか思えなかった。これはどうするんですかと先生にききながらやりなさいといっている。外で遊びたい子はがーっとかいて、それをやり直しされられる。それについてどう思いますかということを聞きたくてここに来た。

 あらた君には、孫三でいっしょにやるようになってから、自分の考えをレポートにまとめて出せるといいと言ってきました。決められたことを決められた形式にまとめるといった経験がない場合、それはちょっとむずかしいことでもあります。しかし、自分が感じたことを素直に出していけば、できてきます。今回、あらた君が自らの問題意識を孫三の場で検討してもらいたいという目的意識をもって参加してくれたことをうれしく思います。また、仙台への参加が、そのきっかけになっていることも確認できました。(黒澤和美)

く:そういう問題意識を持ってここにきてくれたことが素晴らしい。以前から、レポート描いて来てと言ってきたけれども、ようやく描いてきてくれた。この子ども教室というのを孫三でもやろうとしている。これは、今の学校の実態が出ているんだと思う。子どもがどうしたいのかを見て、筋がどうなのかを見ていくことが教育なのに、なぜ3枚と決められているのか。そこから始まるのはおかしい。子どもがふてくされたのが分かったということがいい。それで考える子どもが育つのかということ。どこ行ってもひどい状態がたくさん。だから孫三が出来た。  ヨーロッパは小学生からそういう時間がある。自分から求めていかなくてはいけない。

みさき:学童って馴染みがないからよくわからない。

く:4年後にはこれ(進路のことや問題意識)をやらなければいけない。自分が好きな、興味をもっているところから入っていくこと。

あらた:夢中になってるんじゃなくて、子どもは追い立てられているから。

く:自分が思っていることと、大人が行ったことのズレは感じたことがあるか。だから教育には専門性が必要。  では、どういうことをやっていこうか。

みなえ、まいか:よくわからない。

く:今日やったことで、頭の使い方というか、なつかしいと思わない?(二人うなずく)気分的に苦しいという感じではないと思うんだけれども。もっと楽しくやるための発想の仕方。一生かけて学ぶという考え方をここではやっていきたい。みさきさん、どの辺からいけそう?

みさき:南総里見八犬伝。源氏物語。ふつうにおもしろい。

く:江戸時代と現代の話の比較でもいける。

みさき:八犬伝なら現代と置き換えても話が出来る。

く:忙しいけど、逆に考える。自分を振り返っても、勉強と部活だけの生活というのはものたりない。孫三を入れていった方がすすんでいける。美咲さんは文学関係でやっていってみてはどうか。あらたくんは?興味のあることは?

あらた:旅行を自分で計画を立てたりするのが好き。

く:決められたことだけでなく、自分でどんどん課題をみつけて、やっていくことを生活の中心にするべき。


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Last-modified: 2007-01-26 (金) 21:08:15 (6298d)