*2007年度 12月 いわき孫三定例会 まとめ [#p201a2de]
 文責 黒澤和美
 
 **日時  2007年12月1日(土) 13:00〜17:00 [#w1c1d1c2]
 
 **場所  いわき市生涯学習プラザ 和室 (T1ビル5F) [#z7b16b99]
 
 **参加者  大人1名 高校生2名 中学生2名 [#c2a7604a]
 
 **会の流れ [#r9a90df3]
 はじめに 9月15日  殺生石を訪ねる旅 報告~
     10月6,7日 福島めぐりツア~
 
 1 各自の問題意識の共有〜
 (1) 11月25日の仙台孫三報告
  ○ 大人クラス 本屋禎子先生「新しい世界に踏み出す勇気」より~
   →学生として、何をどう学ぶか。~
   →受験勉強をどう考えるか。~
    ・大きい視野、世界の中に受験を位置付ける。受験勉強そのものの価値観(非人間的な)で心をいっぱいにしない。高い目標の中にやるべきこととして、位置づける。~とらえ方、意味づけの仕方で、気分もちがうし、進み方もちがう。~
  ○ 子どもクラス 「光るおもちゃをつくろう」~
   →年齢のちがいと課題のもち方~
   →自分の課題となった時の取り組み方のちがい。意欲のちがい。~
 (2)	茂庭小学校での実践より
 ○ 図工 動きのある人物~ 
   →1つ1つを自分の課題として克服していく。~
   →できるようになった過程、苦労を大人になると忘れてしまう。今、私たちはどうか。自分の課題をもって、楽しく進めているか。受験勉強とも関連して。~
 (3) その他のレポート&近況報告~
  ○ 高校生より国語の講座指導案~
 
 2 実践に向けて~
 (1)2月23日(土)、24日(日)の生涯学習フェスタの参加について~
   ○ 舞台発表 仕舞「葛城」「弦上」 中学生の3人が舞う。
     ・発表前に、簡単に孫三の紹介と、演目の説明を入れる。その準備もしていく。~
   ○ ワークショップ 「昔の遊び」(とりあえず)~
     ・けん玉 ・お手玉 ・こま など 子どもから大人まで楽しめるもの~
     →自分がやってみたいことをここで実現していく。活動内容は自分の課題から。~
 (2)平家物語を読む  古典を現代に生かす学び 11月8日本屋先生福島能講座の視点
    「敦盛」~
 3 まとめ  各自が持ち帰るものをはっきりさせる。~
 
 **実際の内容 [#he554258]
  はじめの殺生石の旅では、黒澤と高校生から写真をみせながら、活動の様子を報告。佐渡、善知鳥、そして今回と、着実に実践の学びを積み重ねていることをおさえました。また、福島めぐりツアーでは、福島の高校生が新たに参加ということで、共同の輪が広がってきました。いわき孫三の企画としても、年間の季節ごとにイベントが定着してくる感があります。つまり、春はいわきめぐりツアー、夏はいわき孫三セミナー、秋は福島めぐりツアー、そして冬は、生涯学習フェスタへの参加です。見通しをもって参加すると楽しくなります。
 
  11月25日に行われた本屋先生の講座「新しい世界に踏み出す勇気」の報告は、当日の記録を読んでもらって意見を交換しました。大学受験を控える高校生たかひろ君からは、「考え方次第で変わるということだ」「親からは、自分で決めていいと言ってもらっている。ちょっと困るけど、結局は自分次第」。中学生のかずしげ君からは、「数学と英語がわけわからない。理科と社会は暗記でいけるけど、数学と英語はどうやって勉強すればいいのか。」黒澤からは、部分だけにこだわって、それがすべてだとしないような発想が大事だ、今の勉強と部活だけが生活の全部だと思わないことを話しました。「ユークリッドって何?」という質問もあったので、直線の概念や三角形の内角和のきまりを例に、今の学校教育がいかに偏っているか、を話しました。この後、かずしげ君は、高校生に高校受験のことをくわしく質問していました。ただ漠然と将来に不安をもったままにしておくのではなくて、現実にせまっている問題を具体的に見つめることは大事なことだと思います。その後、かずしげ君からは、「総合的にみる」ことが大事との発言がありました。
  子どもクラスの報告や、小学校の実践で絵が上手になっていく過程を紹介し、私たちもこれまで、目の前の課題を1つ1つクリアしていって今があることを確認して、それを忘れないで進んでいきたいと話しました。
 
  高校生のあらた君からは、国語の講座として指導案の提案がありました。あらた君にとっては、8月に行った化学実験講座に続く、第2弾です。高校の現代国語の教科書を教材として、自分なりの解釈を入れて、構成されています。1つは、方言。いわきの地域性を理解していくのにもよい素材ですし、あらた君自身が、方言を「自分たちが伝えていかなければ無くなり、廃れていく運命にある言語」「自分たちの先祖が作り出した言語に触れ、地域に愛着を持たせ」るように位置づけていることはすばらしいと思いました。前回と比べても、自分の解釈が入ってきています。映画「フラガール」(いわき常磐炭鉱の映画)も取り上げて、多様に素材を用意しようとしています。2月の生涯学習フェスタでは、実態調査の形で何かワークショップができるとよいと思います。
 
  いわき孫三では、古典を学ぶということで、平家物語をこれからシリーズで取り上げて読んでいきます。今回は、「敦盛」。絵巻の資料もみながらイメージをふくらませていきました。11月8日に福島で行われた本屋先生の能講座「古典を現代に生かす学び」の視点を生かし、自分の生活に結びつけて読んでいこうと話しました。
 
  仕舞は「弦上」をやりました。2人の中学生とも久々でしたが、ヒラキや小廻りなどは覚えていて「ああ、そうだった」と思いだしながらやっていたようです。剣道もやっていた2人なので、武道の動きとして共通点があるようです。部分だけでなく、全体を考えるという発想という意味でも仕舞はぴったりの学習だったと思います。
 
 さらに、よさこいなど、他のメニューも用意していましたが、残念ながら時間切れ。12月中のいわき孫三はおやすみの予定でしたが、冬休みにも行うことになりました。いわき孫三新年会は、1月6日に行います。

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