9月30日 いわき孫三

参加者 大人3名 中学生6名 高校生1名

午前中

理論編として、数学の歴史の例をとりあげ、発想法を学ぶ学び方、生活への生かし方を議論した。(黒澤レポート)
 きっかけのその1は、8月20日の仙台交流の中で、本屋先生が「教科書がすべて正しいわけではない」という話、そして最近では、ひろき君の交流の広場での「勉強とやる気」の書き込みである。
 ケーニヒスベルクの7つの橋の問題からオイラーの一筆書きの問題の捉え方、そこからトポロジーの発想の展開を追っていった。数学が、人間の発想をさらにひろげていく役割をしてきたことを実感した。
 学校教育では、すでに完成された結果だけを、しかもそのほんの1部を目的意識なく、教え込まれている現状も話された。(高校の家庭科、中学の数学「文字と式」)  かずしげ君から、計算にもそういう歴史があるのか、図形と計算はどのように関わるのか、という疑問がだされた。数学史に関わる課題として、次の展開もみえてきた。

午後

実践編1 劇作り
 8月20日の仙台交流での劇分科会からの刺激を受け、いわきでの劇作りを進めることになった。参加者からも、8月20日の経験を思い出し、「あれはおもしろかった」といった発言があった。
 いわきでの「八大竜王尊」碑の伝説をとりあげ、それをもとにオリジナルの劇作りの取り組んだ。
 「龍神を信じなくて、海が荒れて漁師がおぼれた時、龍神は海の荒れをおさめなかった」「へそ石のなぞ」「阿修羅や天神などの他の神との関わりは?」など、部分的ではあるが、それぞれの興味からイメージや疑問を出し合った。へそ石と龍神の関係が資料にはのっていなかったので、へそ石は龍神の分身として話を展開させると全体がつながってくる意見もだされた。みさきさんからは「イメージするには、材料が足りないので、もっと調べていきたい」と下界と天上界の話、日本の神の考え方、種類とその役割などについて根拠をさがして、イメージしていく視点が提供された。

実践その2
謡・仕舞では、「八大竜王」の関係で「絃上」の謡を謡った。強吟の上、シオリも多くあり、難しかったが、今後の課題として取り組むことを確認した。「羽衣」では、ハネ扇のところを中心に練習した。

実践その3 よさこい練習
 10月8日に向けて最終リハーサルを行った。榊原さん、山下さんも最初で最後の練習ということで、仙台で提供してくれたふりつけのビデオをみながら練習を行った。中学生たちは、ほとんどがだいたいの流れをつかんでいた。後は、当日直前の練習で、外での感覚や、ステージの広さ、間隔の取り方を確認していけばよいと思う。

感想

・やはり、多様に課題を並行で追求していくことが健全な学びだと思った。(黒澤)


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Last-modified: 2006-10-01 (日) 06:41:57 (6423d)