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 2008年6月5日〜12日、中国長春の東北師範大学で、シンポジウムとワークショップを行いました。
 シンポジウムでは、日本側からは林美紀さんが「日本の教育の現状 日本文化を伝えるとは」という題で、黒澤和美さんが「学校教育における伝統文化教育」という題で研究発表を行いました。東北師範大学側は、日本語学科の太文彗先生と音楽学院の金士友先生が発表なさいました。
 ワークショップでは、本屋禎子先生と太田直道先生のもとで、参加者たちが謡仕舞の実技を体験しました。参加者たちの感想は、下に記録します。
 その中に、内容を知りたいという旨の感想がいくつか見られました。当日スクリーンにあらすじを映していましたが途中で帰られた方もおられますので、当日の演目のあらすじの中国語訳を載せます。
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●シンポジウム
  

●ワークショップ
   

参加者の感想
・見るだけだと簡単そうに思いましたが、実際にやってみるとけっこう難しいと思います。能というものを習ってみたいです。
・自分がやってみてこそ、その面白さがわかりました。「古典」という言葉をしみじみと感じました。今回いらっしゃった方々は私たちにとてもすばらしい演出を与えてくださいました。能という芸術を私たちの心に焼き付けました。私はまだ能を深く分かっていないけど、能が好きになりました。分からなくても心で感じられます。
・面白くもないとの印象だったが、実際にやってみれば案外面白いと思う。動きは硬いけど心の変化が感じられた。
・忍耐力、ミスを直す力、そして最も重要な古い伝統、それらは人間にとってとても重要な特質ですね。
・どのようにして若者の中にこのような古典的な文化を宣伝させることか、まだ問題だ。学校教育にとって、能の授業はどのような意味を持っているか。
・一番大事なのは能が「正しい」だけでなく「悪」も表現しているということです。人の心の両極を客観的に表しているというところ、これから色々なことが勉強できると思います。
・先生を真似て初めて気づいたことは、能の歩き方の不思議さです。先生がおっしゃったとおり、正しいことだけを覚えるのは、学ぶことではなく、失敗や反省を通じてこそ、本当の学びだと思います。改めて、先生方に感謝の意を表します。
・「能」というのは、人間の心を打つものがあると思います。
・「能」というのは、日本の生活とか人の考え方とかを表現するために存在する芸術だと思います。
・舞台に上がって自分自身で先生につれて演じると、その中の難しさがもっと分かりました。
・中国もこのような形で、普通の人と近く、詳しく説明するべきだと思います。
・能の動作が難しい、しかし、おもしろい。
・これからもっとがんばって日本語を勉強するのはたぶん面白さがあるだろうと思います。
・実際やってみると、動作の動きが難しかったです。物語の奥行きをもっと知りたいです。
・ビデオの中の能の舞台もきれいです。全部理解できませんが、興味を持つようになりました。
・日中友好の架け橋を造り、がんばります。
・日本の小学生から能を勉強するのが強いですね。
・映像を見て、簡単だなあと思いがちですが、自らやってみると案外に難しいと思います。能楽をやっている方々は本当に素晴らしくて、大変な努力をしたという感じがしました。能楽が好きな人はがんばって、能楽という文化を拡げましょう。視野を広げてもらって、本当にありがとうございました。
・長い歴史の美しさが気に入ったです。宝だから、小さいときからこのようなことの勉強ができたらいいと思います。
・能についての知識が少ないので、やっぱりわかりにくかったです。特に、 動作の意味は全然分かりません。
・自分でやってみると、やる人の大変さが感じました。できれば中国の他の人たちにも能を伝えていただきたいと思います。
・日本の伝統的な芸術を見て、習って、深い感情が伝えてくださいました。これから中国の伝統的なものも大切にしたいと思います。
・舞台に上がって先生のご指導を受けたことによって、私は能の特有の魅力を感じました。先生の話を聞いた後、私は「教育」とは何か、についてもう一度考えました。もし将来日本語の先生になることができたら、私もきっと学生達に「正しいこと」だけを教えるでない、裏にあることに対してどういう態度をとるべきかも教えたいです。もう一つは、先生方の伝統に対する態度、そして自分の力で伝統を続けることに、とても感動されました。これから私も伝統的なものを保つこと、続けることに、自分なりの力を入れようと思っています。
・舞台に上がって自分が体験したら、能についてもっと知るようになった。見て簡単だけど、実は動き、発声などがとても難しいと思う。
・実際に練習して、とても面白いと思います。うまくできないけれども、もっと練習して、上手になれるようにがんばりたいです。これから日本の小学生とか若者たちに伝えてください。様々な文化と接触できるのは私たちの望みです。
・一つの動作は人間の心の中での感受を表れます。
・経験した後で、とても大変だと感じた。動作の難しさや声のすばらしさなどを頭に焼きつけた。そんなに大変な芸術は、きっと何年も、何十年もかかった後の成果だと思います。先生達の能楽に対してのまじめな態度が私を感動させました。
・能は日本の古い芸術として、日本の文化の独特性を見せてくれました。今回を通して、日本の文化を深く理解するチャンスとなりました。文化の交流を深めることについて、互いに補い、発展していくことを期待しています。
・中国の西漢時代の「代面」という舞踊に近いと思いました。精神の文化の一つだと思いました。今回、この伝統文化について、理解するチャンスだったと思います。
・能について、よく知りませんが、演出を通して、内在の美を感じ取れます。
・歩調一致して、動作統一しています。歩きが特別です。扇の役割は?なぜ足ふみしますか?見ていると、厳粛な雰囲気です。

 一方、このような感想がありました。途中で帰られた方ではないかと思います。当日スクリーンにあらすじを映していましたが途中で帰られた方もおられますので、当日の演目のあらすじの中国語訳を載せます。
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・実際にやってみたら、本当に難しいものです。動きにくいし、足も痛いほどつらい。頑張らないとできない。
・正座が耐えられません。だから、先生たちがすごいなあ。
・歌詞と動作の意味が分からなくて、各作品の真意を理解するのが難しかった。詳しく紹介していただければよかったと思います。
・新鮮でありながら、わかりにくいところもたくさんあります。古典分の歌詞を配るなら、効果がかなり高められると思います。
・詞を見ないと、謡っている言葉が全然分かりません。
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